China USA

鍼灸の料金の相場は?期待できる作用や保険適用になる疾患について解説!

鍼灸

肩のこり、腰の痛み、なかなか取れない疲労感…そんな時におすすめなのが、鍼灸です。鍼灸は、東洋に伝わる施術で、回復を引き出し、心身のバランスを整えることを目指します。この記事では、鍼灸で期待できる作用や、鍼灸が保険適用になる疾患などについて詳しくご紹介します。

鍼灸で期待できる作用は?

古くから伝わる鍼灸による施術は、人間が本来持っている回復力を引き出すことを目指します。血の巡りを良くしたり、乱れた体の機能を調整したり、さらには病気から体を守る免疫力を高めたりと、鍼灸にはさまざまな嬉しい作用が期待できます。具体的にどのような作用があるのかについて詳しくご紹介します。

血行促進作用

鍼灸の大きな特徴のひとつに、体の血の巡りを良くする血行促進作用があります。人間の体には、酸素や栄養素を運び、老廃物を回収する血液が常に流れていますが、ストレスや冷え、体の偏った使い方などによって、この流れが滞ってしまうことがあります。

例えば、肩こりや筋肉痛のように、特定の部位の筋肉が緊張して血行が悪くなっている場合、鍼灸の刺激によって血管が広がり、滞っていた血液がスムーズに流れ出すことが期待されます。これにより、酸素や栄養が筋肉の細胞に行き渡りやすくなり、疲労物質や痛みの原因となる物質が排出されやすくなるため、痛みや不快感が和らぐと考えられています。

生体機能調整作用

鍼灸には、体のさまざまな機能のバランスを整える、生体機能調整作用という働きもあります。人間の自律神経やホルモンなどによって、意識しなくてもさまざまな機能が常に調整されていますが、生活習慣の乱れやストレスなどによって、このバランスが崩れることがあります。

例えば、強い痛みやけいれん、あるいは動悸や不眠のように、体の機能が異常に高まっている状態の場合、鍼灸は「鎮静作用」を発揮し、過剰な興奮を抑えるように働きかけます。これにより、神経の緊張が和らぎ、体がリラックスしやすくなることで、症状が落ち着くことが期待されます。

反対に、しびれや運動麻痺、あるいは消化不良や倦怠感のように、神経や臓器の機能が低下している場合には、鍼灸は「興奮作用」をもたらし、その働きを活発にするように促します。これは、眠っていたり、十分に機能していない細胞や組織に刺激を与え、本来の活動を取り戻させるようなイメージです。

免疫力活性化作用

「免疫力」を高める効果も期待できると考えられています。免疫力とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入した時に、それらを排除しようとする体の防御システムのことです。

研究によって、鍼灸の刺激が、白血球(特に顆粒球やリンパ球など)と呼ばれる免疫細胞の数を増やしたり、その働きを活性化させたりすることが示唆されています。白血球は、増えたり働いたりすることで、体全体の生体防御機能が高まり、病気に対する抵抗力が向上すると考えられています。

鍼灸の料金の相場は?

鍼灸の料金は、健康保険が使えるかどうかで大きく変わります。

▼保険適用の場合
保険が適用される疾患で、医師の同意書があれば、健康保険を使って施術を受けられます。この場合、自己負担は1割から3割となり、自費よりも費用を抑えられます。

目安として、3割負担なら初回1,900円〜、2回目以降は800円〜です。施術内容や部位によって料金は変動します。

また、後から償還払いで払い戻しを受けられる場合もあります。

▼保険適用外の場合
保険適用外となるのは、対象疾患ではない場合や、医師の同意書がない場合です。この場合は自費となり、鍼灸院によって料金は大きく異なりますが、2,000円〜10,000円と幅広いのが特徴です。

自費施術は高めですが、その分、より個別のニーズに合わせた施術が受けられます。

鍼灸が保険適用になる疾患

「鍼灸に興味はあるけれど、費用が心配」という方もいらっしゃるかもしれませんね。特定の病気や症状の場合、鍼灸の施術に健康保険が適用されることがあります。ただし、どんな場合でも保険が使えるわけではなく、いくつかの条件があります。保険が適用になる症状を詳しく解説します。

神経痛

神経痛は、体に走る神経に沿って痛みが生じる症状の総称です。例えば、顔に痛みを感じる三叉神経痛や、お尻から足にかけて痛みやしびれが出る坐骨神経痛、胸のあたりに沿って痛みが出る肋間神経痛などがこれにあたります。これらの神経痛は、ピリピリとしたり、ズキズキしたりと、さまざまな表現で不快な痛みを伴います。鍼灸では、これらの神経の興奮を鎮め、痛みを和らげることを目的として行われ、保険適用の対象となることがあります。

リウマチ

リウマチは、特に手足の関節が腫れて痛み、動きにくくなる慢性的な病気です。朝のこわばりや、だんだんと関節が変形してしまうこともあります。鍼灸では、炎症を抑えたり、関節の痛みを和らげたりする目的で行われ、リウマチによる関節の症状に対しても保険適用が認められています。

頚腕症候群

頚腕症候群は、首から肩、腕、手にかけてしびれや痛み、だるさなどが現れる症状の総称です。パソコン作業などで長時間同じ姿勢を続けたり、首や肩に負担がかかることで起こりやすくなります。筋肉の緊張や血行不良が原因となることが多く、鍼灸でこれらの状態を改善し、症状を和らげることを目指します。この頚腕症候群も、保険適用の対象となることがあります。

五十肩

一般的に五十肩と呼ばれる症状は、正式には「肩関節周囲炎」といいます。肩の関節が痛み、腕を上げたり回したりするのがつらくなるのが特徴です。特に、夜間に痛みが強くなることもあり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。鍼灸では、肩周辺の筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、痛みを軽減し、関節の動きを改善する効果が期待されます。五十肩も鍼灸の保険適用疾患のひとつです。

腰痛

国民病とも言われる腰痛は、多くの人が一度は経験する症状ではないでしょうか。慢性的に続く腰の痛みや、急に激しい痛みが走るぎっくり腰など、その症状はさまざまです。腰痛の原因も多岐にわたりますが、筋肉の緊張、姿勢の悪さ、冷えなどが関係していることがよくあります。鍼灸では、腰部の筋肉の緊張を和らげ、血行を改善することで、痛みの軽減を図ります。慢性的な腰痛やぎっくり腰も、鍼灸の保険適用の対象となります。

頸椎捻挫後遺症

頸椎捻挫後遺症は、交通事故などによる「むち打ち症」の後に残るさまざまな症状を指します。首の痛みやだるさだけでなく、頭痛、めまい、吐き気、手足のしびれなどが現れることもあります。鍼灸では、首や肩周りの筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで、これらの後遺症による症状の緩和を目指します。

医師からの同意書も必要

上記のような疾患で鍼灸の施術を健康保険で受けるためには、原則として医師の同意書が必要です。これは、病院に相談し、医師が鍼灸の施術の必要性を認めた場合に発行される書類です。鍼灸院で保険を使って施術を受けたい場合は、まずはかかりつけの医師に相談し、同意書を発行してもらう必要があります。同意書がないと保険適用にはなりませんので、この点には注意してくださいね。

お体の不調でお悩みの方はKADOMORIにご相談ください!

この記事では、鍼灸で期待できる作用や、鍼灸が保険適用になる疾患などについて詳しくご紹介しました。鍼灸は、本来持っている体の回復力を引き出し、血行を促進したり、体のバランスを整えたり、免疫力を高めたりと、さまざまなアプローチで健康をサポートします。
もし現在、お体の不調でお悩みの方はKADOMORIにご相談ください。さまざまな施術で、お体の健康をサポートいたします。

料金

※料金は全て税込表示となります。
初診料
(キャンペーン中)
¥3,300→今だけ無料!
再診料
※半年間ご来院のない方
¥3,300

ご予約

  • 大阪

    受付時間

    月〜土

    10:00〜20:00

    日・祝

    10:00〜19:00

    定休日

    不定休

  • 代官山

    受付時間

    月〜土

    10:00〜20:00

    日・祝

    10:00〜19:00

    定休日

    不定休

  • 名古屋

    受付時間

    月〜土

    10:00〜20:00

    日・祝

    10:00〜19:00

    定休日

    不定休

監修者

  • 柔道整復師、鍼灸師、カイロプラクター、メディカルトレーナー、テーピング療法指導員、調理師。18歳で平成医療学園専門学校へ入学。柔道整復師科・鍼灸師科を卒業後、鍼灸院で経験を積み株式会社カドモリを設立。大阪、代官山、名古屋にあるシンクロ矯正KADOMORIサロンの総院長として常に現場で施術する一方で、テレビをはじめとしたメディアにも多数出演。世界6階級制覇ボクサー、マニー・パッキャオ選手をはじめ世界中に顧客を持つ。

    View all posts
  • ホーム
  • >
  • コラム
  • >
  • 鍼灸の料金の相場は?期待できる作用や保険適用になる疾患について解説!